赤ちゃんに見られる難聴は、生まれつきのことがおおく、音に対する反応がないことで気がつきます。
重度の難聴は、音に対する反応がないため乳児期の早いうちに親が気づくことが多いのですが、軽度の難聴の場合は大きな音には反応するので気づくのが遅れます。
原因は遺伝、胎内感染、聴神経の障害などがあります。先天性難聴は、1000人に1人の割合で生まれ、そのうちの50%は遺伝性だといわれています。
妊娠初期に風疹にかかった母親から生まれる赤ちゃんの50%は中等度の難聴になり、30%は高度な難聴になるといわれています。
内耳や脳の神経系などの感音系器官の障害が原因でおきる感音性難聴と、外耳や中耳などの伝音系器官の障害が原因でおこる伝音性難聴、両方が混在する混在性難聴があります。
感音性難聴は、音を感じる蝸牛から脳までの間になんらかの問題が見られます。先天性難聴のほとんどはこのタイプで、現時点では、このタイプの難聴を医学的に治療する方法は見つかっていません。
感音性難聴で出生後に起こる原因としては内耳炎を起こす麻疹、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、髄膜炎が3大原因といわれてきました。
伝音性難聴の原因は中耳炎や耳垢塞栓(じこうそくせん)といって耳垢が外耳道に詰まった状態が上げられます。
難聴には片側のみの場合と、両側の場合があり、片側難聴は大きくなってから発見されることも少なくありません。 片側が難聴で、もう片方の耳がよく聞こえていれば、日常生活に問題はなく、治療や訓練も必要ないようです。
両側の耳に難聴があると、言葉を理解したり、話すことができません。できるだけ早期に発見し、治療や訓練を始めることが必要です。
赤ちゃんが6ヶ月になった頃、後ろの方から聞こえた音に気がついて振り返れば、感音系の聴覚器官は正常とみてよいでしょう。
感音性難聴を防ぐには、妊娠前の血液検査で風疹抗体価を医師に調べてもらい、陰性ならワクチンの接種を受けて感染を予防することです。
伝音性難聴を防ぐには、中耳炎を起こさないよう、かぜに注意して、滲出性中耳炎にかからないようにしましょう。また中耳炎にかかったら、途中で治療を中断せず、きちんと治しましょう。
言葉の発達には個人差がありますが、1歳を過ぎても言葉がまったく出てこないときは、難聴を疑ってみる必要があります。
難聴の子供でも、早く気付いて適切な教育を行なえば、聞こえに問題ない子とおなじように生活を送れるようになります。
赤ちゃんの様子をよく観察してあげるようにしてください。
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