口をあけたときに見える、のどの両側から丸く突出した物を口蓋扁桃といい、これが炎症を起こしたものを扁桃炎といいます。
扁桃炎のときは、せきや鼻水が出ることはなく、熱とのどの痛みでぐったりすることが多いのです。ときには熱のためにけいれんを起こすこともあります。
急に38度から40度の熱がでて、扁桃に白いポツポツや黄色い膿がつくこともあります。
赤ちゃんの場合は、不機嫌になり、のどの痛みのため、おっぱいや離乳食を嫌がってしまいます。
激しいのどの痛みがあるため、つばを飲み込むだけで痛がり、食欲が落ちます。また、声がかすれてきたり、頭痛がすることもあります。
原因としては溶連菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などが口蓋扁桃の炎症を引き起こしていることが考えられます。
扁桃炎の治療は、ウイルス性の場合は、風邪のときと同様に安静にしていれば、1週間ほどで治りますが、溶連菌が原因のときは、症状が回復しても治療をつづけていく必要があります。
溶連菌に感染しておこした扁桃炎は腎炎やリウマチ熱、心内膜炎、皮膚科的疾患などを引き起こす原因になります。
治療を途中で止めてしまうとしばらくしてまた再発することがありますので、きちんと治るまで継続することが大切です。
口蓋扁桃は4~8歳の幼小児期に働きが最も活発で、大きさも最大になるため、急性扁桃炎を起こしやすいのです。
のどの痛みがある間は熱い食べ物や刺激の強い食べ物、固い食べ物は避け、アイスクリームや牛乳、スープなどの、のどごしのいいものを与えるようにしましょう。
ミルクや離乳食も無理強いしないこと。刺激の少ないメニューで、食欲に応じて少しずつ与えてみましょう。
食べられなくても水分が取れていれば心配ありません。白湯や麦茶はのどや口の中を清潔にするので、積極的に与えましょう。のど越しのいい、消化のいいメニューを心がけてください。
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