髄膜炎には無菌(ウイルス)性髄膜炎と細菌性髄膜炎があります。中枢神経を包んでいる髄膜や髄液に、炎症あるいはウイルスや細菌感染が起こる病気が髄膜炎です。
細菌性髄膜炎にかかると発熱、頭痛、嘔吐、痙攣などの症状が見られます。頭や首をしきりに触ったり意識障害を起こすこともあります。また、光をまぶしがったり、首の後ろが固くなるなどの症状もあります。赤ちゃんの場合は、大泉門の膨隆、母乳やミルクの飲みが悪くなるといった症状も現れます。また、脳周囲の髄液の流れが阻害され、髄液が溜まって水頭症の症状がでることもあります。
原因は髄膜炎菌・インフルエンザ桿菌(Hib)・肺炎球菌・リステリア菌・大腸菌・クレブシエラ属の菌・B群レンサ球菌などがあります。
無菌性髄膜炎は髄液が透明に近く、病原体はウイルスです。症状は細菌性髄膜炎より軽いことが多く、生命の危険も少ないのですが、適切な治療が必要であることは同様です。
おたふくかぜや肺炎、中耳炎などの感染症の合併症として起こることがあります。
入院してそれぞれに適した治療を行います。腰に注射針を刺して、髄液を採って検査します。ウイルス性髄膜炎の場合は、髄液を採るだけで症状がよくなることがあります。
ウイルス性で軽度の場合、症状は数日でなくなりますが、髄液の異常は、2~3週間続きます。早めの治療が大切です。
日本では細菌性髄膜炎に対するヒブワクチンは接種されていませんが、アジア・アフリカを含む100カ国以上で導入され、WHOの推奨により94カ国で定期接種になっています。
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